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2023.04.20 NEWS

【NEWS】YOHJI YAMAMOTOにセイゴオの手書きフレーズのコレクションが登場(追記あり)

YOHJI YAMAMOTO 2023 Spring/Summerレディースコレクションに、セイゴオの手書きフレーズがあしらわれたサマージャケットやスカート、レギンスなどなどが登場。YOHJI YAMAMOTOの直営店や公式通販サイトなどで販売が始まっています。

 

このコレクションはいずれも、昨年の9月にパリコレで発表されたもの。「女伊達」「男伊達」を意図したセイゴオのカリグラフィーによる「アヤの言葉」の数々が、モノトーンの生地の上に自在に展開されているユニークなシリーズです。

 

YOHJI YAMAMOTO S/S2023
September 30th at 7pm, Hotel de ville de Paris
クリックすると動画が見られます。

 

以下、YOHJI YAMAMOTOからセイゴオに届けられたシリーズ全品と、これまで映像や写真でしか目にすることができなかった一点一点を初めて手にしたセイゴオの様子を写真とともにご紹介します。

 

本楼にずらりと並んだセイゴオ・フレーズ・コレクション。手前に並ぶのはレギンス3タイプ。奥にはシルクのドレス3タイプ。左奥にはサマージャケットとスカートのセットアップほか。いずれもセイゴオのフレーズと耀司さんのドローイングがあしらわれている。

 

「時々に南無阿弥陀仏のコートかな」というフレーズが背中に散らされた羽衣のような薄絹のドレス。「この墨色がたまらないね。やっぱり、耀司の墨染めは絶品だね」。背と脇に深いスリットが入っていて、身体の動きにあわせて揺れ動くデザイン。右袖には「吉祥天女 曼殊沙華」の文字も。

 

「この肌触りは、男物にはないものだね。ふうん」と、なにやら納得しながら薄絹のドレスを羽織ってみるセイゴオ。左腕に「おんな一身」、背中に「天時を憾み 威霊を遊ぶ 出でて入らず 往きて帰らず 魂魄は よろこんで 毅然たり」と、女伊達と男伊達が共存した逸品。

 

胸元にシルクのフリルがあしらわれたドレス。セイゴオが着るとまるで司祭のようだけど、前身頃には「煙草、吸います。」の大胆不敵な文字が。

 

背中には「着て五覚 履いて六感 脱いだら阿羅漢」。

 

セイゴオの手には、白絹のうえに「厄年上々。あさっておいで。」が墨書きされたスカート。隣の太田の手には、墨色に同じ言葉が白く染め抜かれたジャケット。両方とも、身体が動いて衣服が風を孕んだときにだけ文字がチラ見えする、粋な趣向。

 

3タイプのレギンスとともに。それぞれ次のフレーズがプリントされている。写真左「時々に南無阿弥陀仏のコートかな/水引むすび それぞれむすび」 写真中「私、ヤマモトヨウジがレイヤード」 写真中・写真右「天時を憾み 威霊を遊ぶ 出でて入らず 往きて帰らず 魂魄は よろこんで 毅然たり」。レギンスの素材はカシミア混で伸縮性抜群。

 

ご機嫌のあまり、カラスになってしまったセイゴオ? ドレスには深いスリットが入っているため、こんな不思議なポーズもできる。

 

こちらは黒白レイヤードのサマージャケット。身頃をめくると、「仮名しいの 和歌らないの 雪たいの」。じつは袖のレイヤードの下にも、「葉隠れ女」の文字がひそんでいる。さきほどの「厄年上々。あさっておいで。」のスカートとセットアップになる。

 

レギンスの着用イメージがみたいというセイゴオのたっての希望で、太田が脚をくぐらせてみた。「上下の文字がいっしょに見えると、さらにおもしろいね」と、セイゴオも大喜び。

 

「女性諸君! ヨージ=セイゴオを羽織って、履いて、街を闊歩してね」。

 

 

【追記】

後日、セイゴオ・フレーズをつかったロングジャケットがもう一点届きました。さっそくセイゴオが羽織っているようすを追加撮影しました。

 

 

涼しげなレーヨン素材にシルクをあわせたレイヤード。前身頃の内側に「私に刀をくださいな。」のフレーズが隠されている。後ろの深いスリットの奥には、「ヨウジ、稜々。セイゴオ、草々。」。耀司さんによる凛とした女性像のドローイングとともに。

 

 

*2022年9月30日のパリコレのルックを紹介するヨウジヤマモト公式サイトはこちら

 

*9月30日のパリコレのニュースを紹介したセイゴオちゃんねるの記事はこちら

 

*記事中で紹介した商品はヨウジヤマモト公式通販で購入できます。

 

 

 

記事:太田香保

撮影:後藤由加里