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2023.02.16 NEWS

【NEWS】セイゴオの肖像展示中―井寸房のミニギャラリー

ゴートクジISIS館エントランス入ってすぐの木造書棚空間「井寸房」の一角に、セイゴオの肖像2点を飾ったミニミニギャラリーを設えました。肖像は、後藤由加里さんによるモノクロ写真と、画家でグラフィックデザイナーの菊地慶矩さんによる切り絵作品。いずれも、セイゴオの79歳の誕生祝いとして額装され贈られたものです。

 

後藤由加里さんによる写真

 

菊地慶矩さんによる切り絵作品

 

後藤由加里さんは、イシス編集学校の公式カメラマンとして活躍する傍ら、ライフワークとしてセイゴオの活動の現場や日常を撮影。そのなかから選りすぐった組写真がこのたび「APAアワード2023」(日本広告写真家協会主催)に入選したばかり。今回の誕生祝いは書斎で紫煙をくゆらしながら構成編集中のセイゴオを写したもの。

 

 

 

菊地慶矩さんの切り絵作品は、今年でセイゴオに“弟子入り”して50周年を迎えたという木村久美子さんからの誕生祝いとしてつくられたもの菊地慶矩さんは古くからのセイゴオの友人で、本格的な日本画から切り絵までさまざまなスタイル・技法の使い手。『雑品屋セイゴオ』でも各種の技法を駆使した挿画とエディトリアルデザインを担ってくださっています。

 

*当チャンネルで公開中の「冊影帖」の『雑品屋セイゴオ』では、菊地さんの切り絵制作シーンも紹介しています。

 

 

菊地さんにこの作品についてうかがったところ、次のようにコメントをいただきました。

 

最近の切り絵は黒い紙や白い紙をカットしての単色が多いようですが、細かいだけのモノトーンでは面白くないので切り絵で着彩する昔ながらの方法で行いました。

 

色を着けたい部分のみ裏から色紙を貼るのではなく、画面全体のサイズは変えず各色を切ってレイヤーごとに紙を重ねていくという方法です(この方法は小学校の時に放課後、図工の先生に習い自分でも感動したのを覚えてます)。

 

なお、思索中のセイゴオに忍びよるカタツムリは、『雑品屋セイゴオ』にも登場する少年セイゴオが愛おしんでいたイキモノ。

 

後藤さんと菊地さんの作品は、当面、井寸房にて公開しています。お立ち寄りの際にぜひご鑑賞ください。

 

本楼での打ち合わせにむかう通りすがりに、セイゴオも自分の肖像写真とご対面。

 

記事:太田香保
写真:寺平賢司