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- 2020.12.23 PUBLISHING
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『ひらく』にセイゴオの対談が掲載
セイゴオと歴史思想家の先崎彰容さんとの対談が掲載された『ひらく』第4号(エイアンドエフ)が12月4日に刊行されました。
『ひらく』は、米国批判、近代批判の主張をもち『経済成長主義への訣別』(新潮選書)などの著書で知られる佐伯啓思さん監修のもと、日本思想論と現代文明論を柱に大家から若手までの多彩な顔ぶれが登場する総合文藝紙です。創刊号の佐伯さんとの対談に続き、本誌でセイゴオは先崎さんと「日本の近代あるいは喪失の時空」というテーマのもと語り合いました。
『日本文化の核心』(講談社現代新書)に登場した「ジャパンフィルター」にも言及しながら、日本が近代の「滅び」に対してヨーロッパのように理知的な捉え方をせずにすんだ方法について議論。全15ページに及ぶボリュームで収録されています。
「いくつものジャパンフィルターが機能していれば、ものごとは露わになる必要もないので滅びもしない」(セイゴオ)
対談記事の最後に千夜千冊エディションも紹介。
『ひらく』のアートディレクションはかつて工作舎でセイゴオからエディトリアルデザインを教授された芦澤泰偉による。
「ひらく」のホームページでも第4号のご紹介がされています。
https://hirakuweb.com/20201130/
文:西村俊克