- 2018.12.29 PUBLISHING
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最新著書『雑品屋セイゴオ』が刊行されました
セイゴオの最新著書『雑品屋セイゴオ』が刊行されました。
本書はセイゴオが“フェチしてきたもの”について、昭和の郷愁と官能をもって綴った“オブジェ雑品エッセイ”です。月球儀、ノート、大福、赤チン、X線写真、剃刀、トンボ、便器、クラゲ、自転車、タブロー、地球ゴマなどなど、セイゴオが堪らなくなってしまう120点もの“雑品”が取り揃えられました。『雑品屋セイゴオ』(春秋社)
定価:1800円40年以上前に、セイゴオがSF雑誌『NW-SF』に連載していた「スーパーマーケット・セイゴオ」が本書のベースになっています。ネット時代だからこそ、モノの手触りが味わえる一冊を世に出すことに意味があると思いたち、それらの雑誌を松岡事務所が古本で買い集め、版元である春秋社に提案したことから本書の企画がスタート。もちろんセイゴオの手で大幅に加筆修正、新たなオブジェも数十点増やし、『雑品屋セイゴオ』とタイトルと装いを新たにし、数十年の時を経て世に出されることになりました。
イラストは長年親交のある菊地慶矩さんが担当し、セイゴオの溢れるほどのフェチに応えるかのように、120点すべての雑品に遊び心を利かせた絵をつけてくださいました。セイゴオの昭和ノスタルジック感覚や、ちょっと大人な官能的なイメージまで、思わずクスッと笑ってしまうような創意工夫がいたるところに施されています。ブックデザインのすべても菊地さんに一任、菊地さんとセイゴオのフェチコラボによるユニークな一冊となりました。
オートバイ
水枕
黒板/ブランコ
便器
カーボン紙
「今日、多くの商品はネットでくまなくブラウジングできるようになった。何でも比較できて、実物を見なくても入手できるようになったのだ。それはそれで結構なことだけれど、ぼくが昭和の世で出会っていた雑品がもたらした感覚は、そういうものではなかった。店頭に並ぶ商品は眼と手と脳で触われるオブジェだったのである。」
(収支報告=あとがき)よりキルリアン写真
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