セイゴオちゃんねる

会社概要

  • 2011-現在
  • 2001-2010
  • 1991-2000
  • 1971-1990
YEAR
PROJECT

1990-1993

『レジュメクス』(ワークデザイン研究所)

リクルートのワークデザイン研究所との共同制作による、企業向けの新しいメディア。本文はすべてレジュメのような簡潔かつ高密度の情報により構成、また浅葉克己をアートディレクターに起用し、写真、CG、イラストなど多様なヴィジュアルを展開。組織・仕事・時間・物語・日本人・価値などのテーマによって、全7冊を制作した。

1990-1993

The OPERA Project

情報の「物語性」と、物語の「マルチメディア性」に注目した松岡正剛が、総合的な情報文化技術を開発する目的で発足したプロジェクト。情報工学の専門家や技術者、物語研究者らとともに、3年間にわたり調査研究を行った。その活動成果は、編集工学研究所における知識編集システム研究開発に継承されている。

1990

『情報の歴史』(NTT出版)

象形文字から人工知能にいたるまで、人類のコミュニケーション技術の壮大な歴史を編集構成した世界同時年表。編集工学を駆使した情報構造の組立と、松岡正剛による解説やダイヤグラムによって、「関係の発見」が連続的に喚起される仕組みになっている。96年に増補改訂版を、97年には松岡正剛の千葉大学での講義をもとに構成した『情報の歴史を読む』が刊行された。

また、94年には本書の情報構造をもとに、NTTと共同で歴史探検のエンタテイメント要素も加味したマルチメディアソフト「エディトリアル・シンラ」を制作、さらにその後、慶応大学と共同でWEB上で利用可能な「クロノス・システム」を研究開発。

1998

福岡ダイエーホークスCI

プロ野球チーム・福岡ダイエーホークスのCIプロジェクト。松岡正剛は、マスタープランナーとして球団歌に阿久悠、ユニフォームデザインに三宅一生を起用。また、ディズニーのキャラクターデザイナーであるボブ・ムーア氏の起用とともに、チームキャラクター「ホーマー・ホーク」に家族を設定したことなどが話題となった。

1987-1993

NTT企業キャンペーン

NTTグループ・キャンペーンの総合ディレクターとなった松岡正剛は、「情報は生きている」というコピーワークとともに、5本のCFを制作。生物進化をテーマとする「進化篇」ではクリオ賞を受賞、また生物の擬態をテーマとする「木の葉虫篇」「花かまきり篇」、さらに日本文化をテーマとした「舞う篇」「打つ篇」を展開した。92年には、「図書館篇」を制作、再びカンヌ国際映画祭ブロンズ賞を受賞した。

 

NTTCF
「進化篇」

NTTCF
「図書館篇」

1987-1995

テレビ東京ネット「極める」

松岡正剛の総合監修により、一貫して「日本人とはなにか」という視点から日本美術を紹介し続けた長寿番組。美術史的な視点よりも、日本人の観念技術にせまる文化コンセプトの抽出を重視、大胆なテーマ設定と丁寧な映像造りによって、多くのファンを獲得、番組終了後も、日本文化の貴重な映像データベースとして注目され続けている。

1986-1989

日本の組織(全16巻/第一法規)

省庁から金融、宗教、多国籍企業そのほか、日本のあらゆる組織の機構と戦略を紹介するエンサイクロペディア。松岡正剛は、多くの企業の機構改革の相談を受ける中で、編集工学そのものを、情報組織体としての企業の再編集にも適用可能な方法として精緻化してきた。本書の編集方針や企画・構成においても、随所でその視点が使われている。


『日本の組織』第2巻・第14巻

1984-1996

情報文化研究フォーラム

NTTの分割民営化のために、情報文化と情報技術の統合を、多角的に討議する場として開催。松岡正剛が座長をつとめ、編集工学研究所が運営事務局となり、100人を超える諸分野の研究者をネットワークした。その成果として、86年『情報と文化』、92年『情報文化問題集』を編集、出版している(NTT出版)。

1985

筑波博テクノコスモス館

京セラほかベンチャー企業6社の共同出展によるパビリオン。松岡正剛は、6社のもつ技術力を駆使した数々のスペクタクルを構成演出した。特に「ゆらぎ」をつかったマルチビジョン「1/f劇場」では、1万枚を超える生命科学の映像資料を「相似律」によって編集、大友克洋起用の風神雷神、横尾忠則とリサ・ライオンを起用した大観覧車とともに話題を集めた。

テクノコスモス館

左/「びっくりホール」右/「風神・雷神」コンテ(大友克洋)

1980-1984

アート・ジャパネスク(全18巻/講談社)

松岡正剛が編集企画・制作をした、いわゆる美術史的な美術全集とはまったくおもむきのちがう、真の日本理解のための日本文化美術全集。「王朝と浄土」「絵巻と物語」「雅のルネッサンス」「江戸メディア・アート」といった時代のダイナミズムをあらわす切り口によって各巻を構成。図版、ダイヤグラム、スケールを駆使した誌面構成は、マルチウィンドウ型の電子メディアを先取りしている。


アート・ジャパネスク

1978

ルーブル装飾美術館「間」展

日本文化における「間」の概念を、日本のトップクリエイターたちが表現した、伝説的な展覧会。磯崎新・武満徹・三宅一生・倉俣史郎らとともに、松岡正剛はエディトリアル・ディレクターとして、「間」をめぐるコンセプト構築および特別カタログの編集を担当した。

1971-1982

『遊』(工作舎)

松岡正剛が設立した出版工房「工作舎」と、松岡正剛自身の名前を世に知らしめた、前衛的オブジェマガジン。「少年と観音」「呼吸と歌謡曲」「科学と神道」といった、2つの対極するテーマを出会わせていく知識編集の方法と、数多くの写真家やアーチストを起用したビジュアルによって、先鋭的な「知のグラフィズム」を提案、メディア界や知識人、アーティストたちに多大な影響を与えた。

「相互編集世界」を実現していた『遊』は、まさにインターネット時代を予見するものでもあった。96年に、松岡正剛の活動紹介を主軸に制作されたNHK番組「未来潮流~インターネット・ルネッサンス」では、『遊』をインターネットを先取りしていた先駆的メディアとして取り上げている。

左)『遊』創刊号

右上/遊 1002号(第2期) 右下/遊 1025(第3期)

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