セイゴオちゃんねる

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日本問答

法政大学総長の田中優子氏と、日本の来し方・行く末をめぐって繰り広げられた対談。「内と外」をキーワードに、“公家と武家”、“真名と仮名”、“ウツとウツツ”といった矛盾するものを共存させるデュアルな思考に着目し、日本が本来持っていた方法や仕組みを明らかにする。日本の未来を憂う二人が団結し、悩ましい現代の日本に問答をふっかける。

対談:田中優子
岩波新書
2017
940円(税別)

謎床―思考が発酵する編集術

情報学研究者のドミニク・チェン氏と、生態学からIT界の行く末までを語り合った濃密対談の採録。機械の中に意識は生まれるのか、日本型ポジティブコンピューティングは可能か、シンギュラリティをむかえる前にやっておくべきことは…。ジャンルを超えた師弟の思考のぶつかり合いが、また新たな謎を発酵する。

対談:ドミニク・チェン
D:美柑和俊
晶文社
2017
1,800円(税別)

匠の流儀―経済と技能のあいだ

ネットワンシステムズ株式会社と松岡正剛事務所が連携し、各界のビジネスリーダーたちを対象に開催してきた「縁座」を書籍化。中谷巌氏や田中優子氏、松本健一氏といったゲスト講師とともに、「日本および日本人」の歴史や経済文化を探求する。今日の企業やICT社会が日本の「匠」的な直感と細部への視点をどのようにもちうるかという大きな問いが貫いている。

D:美柑和俊
春秋社
2015
1,800円(税別)

『「日本人」とは何者か? 別冊NHK100分de名著』

NHKで2015年に放送された新春スペシャル「100分de日本人論」のムック本。「日本人ってそもそも何だろう?」という問いに対し、現代を代表する論客が哲学的かつ根元的に、日本人のアイデンティティや文化の基層に迫る。松岡は九鬼周造の『「いき」の構造』を取り上げ、「数寄」をキーワードに、日本人の美意識を説く。その他、折口信夫『死者の書』、河合隼雄『中空構造日本の深層』、鈴木大拙『日本的霊性』についても、コラムを書いている。

対談:赤坂真理、斎藤環、中沢新一
D: 菊地信義、山田孝之
NHK出版 2015年
900 円(税別)

意身伝心―コトバとカラダのお作法

40年来の知己であるダンサー・田中泯氏と交わしあったコトバとカラダをめぐる対談。長年コラボレーションをしながら共鳴しあってきた二人が、互いの方法を交換しあい境界をまたぎあい、分断された言葉と身体をつなぎ合わせる。本書は二人に長く付き添ってきた太田香保(松岡正剛事務所)、石原淋(ダンサー)の発案によって実現した。

対談:田中泯
D:美柑和俊
春秋社
2013
1,900円(税別)

松丸本舗主義

丸善とコラボした実験書店「松丸本舗」が2009年に開店した。松岡の読書世界を体現した書棚空間や、本を案内するブックショップエディターなど、3年間に行われた革新的な試みの数々は書店界の事件でもあった。その前代未聞の書店づくりの方法とプロセスをあますことなく開陳する。第三章「気分は松丸本舗」では各界の著名人が閉店を惜しむメッセージを寄せている。

D:佐伯亮介
青幻舎
2012
1,800円(税別)

日本力

来日20年の写真家・エヴァレット・ブラウン氏の日本についての驚くべき洞察に、松岡が深い共感をもって正対した語らいの記録。いま最も必要な「日本」について考える。対話の合間に挿入されたエバレット氏の写真にセイゴオのフレーズが組み合わされ、イメージの力で「日本の面影」を表出している。

対談:エヴァレット・ブラウン
D:町口覚
パルコ出版
2010
1,600円(税別)

脳と日本人

科学、国家、そして日本人とはいったい何であって、どこへ向かうべきか…。松岡と脳科学者茂木健一郎が脳を入り口に、多岐に渡るテーマを探る。二人の意見や方法論は、ときに交わり、ときに相容れないこともありながら、二人が発する認知科学にかかわるメッセージは、視覚のみが肥大化している現代日本人への警鐘として示唆に富んでいる。松岡の思想を形成してきた個人史のエピソードも明かされている。

対談:茂木健一郎
【単行本】
装幀: 関口聖司 写真:前 康輔
文藝春秋 2007年
1,714 円(税別)

【文庫】
2010年
552円(税別)

デザイン12の扉

2000年に行われた桑沢デザイン塾特別講座「デザインの21世紀」を採録。インテリアデザイナー内田繁氏と松岡の監修のもと、デザインやアートだけでなく、解剖学、文化人類学、医療といった多様な分野から、未来につたえていくべきデザインの方向性にアプローチする。「第十二の扉」としたエピローグでは、松岡と内田氏が、コンピューターとITが暮らしとデザインに与える影響をふまえ、21世紀のデザイン方法論を語り合う。

D: 薬師神デザイン研究所+大槻高康
丸善2001年
2,500円(税別)

『イメージとマネージ ―リーダーシップとゲームメイクの戦略的指針―』

「イメージはマネージされたときに加速する」。全日本の監督を務め、日本のラグビーを変えた平尾誠二と、彼の活躍に興奮し続けた松岡の自由自在な対談が収録されている。自分の「弱さ」を見つめ、その背後にひそむ人間の情報的特質を推理することは、ラグビーの戦略を超え、あらゆる社会生活の有効な指針ともなる。情報収集と分析から多様なる局面への対応へと、話はラグビーの枠を超えて展開される。

【単行本】
対談:平尾誠二
D: 川島進
集英社 1996
1,553円(税別)

【文庫本】
D: 川島進
集英社文庫 1999
514円(税別)

情報の歴史

「人間はどのように情報を記録してきたか」という視点から、人類の歴史を世界同時年表形式で編集構成した。大小タテヨコ、いくつものヘッドラインにより、「関係の発見」がダイナミックかつ連鎖的に喚起されているため、読者が時代ごとの主要事態を一望しながら関係性を発見できる奥行きのある年表になっている。松岡は「読者が時の旅人として適切な書き込みをして、本書が独自に成長していくことを希いたい」と記した。3年間にわたる本書の制作プロジェクトが編集工学研究所の母体となった。

D: 浜浦恵美子、吉田純二、松田行正、岡孝治
NTT出版 1996年
5,340円(税別)

理解の秘密

“情報建築家”リチャード・ワーマンが、インストラクションの構造から情報社会のコミュニケーションのあり方を説く。インストラクションの構成要素を送り手、受け手、コンテンツ、チャンネル、コンテクストの5つとして、その活用法を指南する。『情報選択の時代』に続き、松岡が監訳を担当。情報と編集とデザインを同時に扱い、評判をよんだ。ちなみに、松岡はワーマンを「“無知”と“好奇心”の専門家」とインストラクションしている。

D: 松田行正
NTT出版 1993年
2718,円(税別)

情報文化問題集

1989年に28回、キーノートスピーチ42人という高密度かつ高速度で開催されたNTT情報文化研究フォーラム(NTT主催)第4期の成果を濃縮編集。「AIと言語」から「こどもと情報環境」にいたる広領域の5つのテーマを各コーディネーター(金子郁容、西垣通、柏木博、鎌田東二、斎藤次郎各氏)に託し、文化論も混じえて議論した。知の解体以降のポストモダンの学知のあり方を問い直し、情報コミュニケーションの可能性を示唆する一冊である。

D: 戸田ツトム、岡孝治
NTT出版 1992年
3,107円(税別)

クラブとサロン

クラブ・サロンの主役は「情報」だった。政党、保険から広告まで、今日の経済文化社会を決定づけるプロトタイプを連続して生んだコーヒーハウスをはじめ、数々の情報編集装置の「場ヂカラ」を紹介した。クラブやサロンのつくられ方をみることは、編集のしくみを考えるうえで、大いに参考になる。小林章夫、笠井潔、長島伸一、川田靖子、長澤均、中条省平、杉藤雅子、秋田昌美、高橋秀元、守屋毅、田中優子、高山宏といった多士済々のオーサリングメンバーに松岡を加えた13名が執筆を担当した。

D: 戸田ツトム、岡孝治
NTT出版 1991年
2,718円(税別)

情報選択の時代

著者はTEDの主催者として知られるリチャード・ワーマン。アンダースタンディング・ビジネスを提唱し、新たなソーシャル・キャピタルが「理解」にこそあると指摘した。そのワーマンが情報を構造化された知識に変える方法を手ほどきしたベストセラー本を、松岡が監訳。アメリカで最もよく知られた情報アーキテクチャの一人でもあるワーマンが、腕によりをかけてピックアップした図版や欄外に工夫された脚注にも注目したい。

D: 坂井哲也 
日本実業出版社 1990年
2718,円(税別)

情報とシステム〈PART2〉解釈の冒険

『経済の生態』に続く、「情報とシステム」の第2分冊。生命のダイナミックな自己組織化構造をもとに、情報の形成と解釈についての仮説をたてた論考集である。生物学、禅、民俗学、編集デザイン思想まで多くの文化史にアプローチするとともに、情報についての既成の考え方にとらわれないようにも配慮されている。全体を監修した松岡とともに、清水博(著者代表)をはじめ、中沢新一、戸田ツトム、野中郁次郎といった多分野の論客が執筆。

D: 戸田ツトム、吉田純二 
NTT出版 1988年
2,575円(税別)

『ネットワーク時代の組織戦略』

1989年に刊行された『日本の組織』全十六巻のパイロット・ブックである。全ページを松岡から各識者へのインタヴュー形式の構成をとったことで、一問多答の進行のなかから、さまざまな組織的・戦略的な未来像の骨格が浮かびあがっていく。わかりやすいチャートや深い時代のヨミにもとづいた見解もふんだんに盛りこみ、すべての組織人の戦略的入門書かつ組織変革の考え方のための水先案内書になっている。

対談:加護野忠男、奥村昭博、野中郁次郎、伊丹敬之、織畑基一、原田保、塩原勉、日置弘一郎、今井賢一
D: 木村久美子
第一法規出版株式会社 1988
1,748 円(税別)

『日本の組織を読む―ネットワーク時代の組織戦略2―』

全集『日本の組織』をベースに開催された「組織戦略フォーラム」の報告書である本書では、ミドルマネジメントを軸に日本の情報創造システムとしての組織の課題を掘りさげた。テーマは、フロー型企業かストック型企業かといった組織計画の本質的な問題から、リストラクチャリングのプロセス、新規事業のたちあがり期の組織形成まで及ぶ。野中郁次郎氏と松岡を中心に、当時の精鋭のビジネスパーソンが組織をいかに編集、イノベーションしていくかという実践的な方法について熱い意見を交わす。

対談:小野貴邦、陸正、小柳晴生、佐藤亘、原田保、広崎膨太郎、野中郁次郎
第一法規出版株式会社 1989
1,748 円(税別)

『間と世界劇場』

日本文化は「外側の目」をもつ必要があると言う松岡が、日本の「主客の構造」の見方と考え方をフランシス・イエイツをはじめとする内外の文化人との対談を通して探る。奥村靭正氏の自在なイラスト作品とともに、日本文化のキーワードが躍動する「主客五十三次」も収録。前著『遊行の博物学』同様、海野幸裕氏のエディトリアル・デザインにより、全章を通し類のないグラフィズムの冒険を試みた。

対談:山口昌男、ジャック・デリタ、フランシス・イエイツ、荒俣宏、吉本隆明、ナム・ジュン・パイク、ジョン・ケージ、小杉武久、ピエール・ド・マンディアルグ、中沢新一
D: 海野幸裕、壁谷沢敦子
春秋社 1988年
2,900円(税別)

『遊学の話』

1960年代に「遊学」の展開をはじめた松岡が、1977年から1978年にかけて、初めて海外の遊学者を訪ねて交わした対談の記録。遊談の相手は、フランシス・イェイツ、ピエール・ド・マンディアルグ、ジョン・ケージ、カイヨワ、ルイス・トマス、J・Gバラード、ナム・ジュン・パイク、スーザン・ソンタグ、フリッチョフ・カプラ、ミルフォード・グレーブスの10人。レーニンの『哲学ノート』に触発されたという、すでに書き込みのある本の体裁もまた、自在な読み方を促す。

対談:フランシス・イェイツ、ピエール・ド・マンディアルグ、ジョン・ケージほか
D:海野幸裕+小中功
工作舎 1981