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2021.07.14 EVENT

EVENT【千夜千冊エディションフェア㉔】長野の古民家ブックカフェでも知祭り

長野市からもうひとつ、エディション知祭りの情報が届きました。善光寺門前町で、旅とアートをテーマにした古民家ブックカフェを営むch.books(チャンネルブックス)です。イシス編集学校の福田恵美さんの写真とレポートで、その様子をご案内します。

 

 築90年の三軒長屋の古民家のひとつでデザイナーの青木圭さんとエディターの島田浩美さんが営んでいるch.books。店舗2Fはお二人の仕事場です。善光寺門前町では2010年代から古民家をリノベーションしたカフェやショップがあちこちに登場してきました。

 

入り口のガラス戸でセイゴオが、覗き込むと店内で知祭り棚がお迎えしてくれます。

 

入り口正面の知祭り棚。じつはまだ入荷待ちの本がありますが、最終的に100冊規模のフェアになるそうです。

 

店内には旅とアートをテーマに選りすぐりの新刊本が並びます。青木さんと島田さんはもともと長野市内の出版社の仕事仲間で、「ちゃんと寝る」「ちゃんと(アイディアを)練る」という意味を込めて、独立して「チャンネルブックス」を開店したのだとか。7月2日に10周年を迎えたばかりです。

 

2匹の猫がもそもそ歩き回ったり、本の上でのんびり寝そべったり。猫のいる空間で、ゆっくり好きな本が読めます。

 

準備中のフェア棚の前の青木さんと島田さん。「旅とアートがテーマだけど、案外暮らしの本やサブカルの本も売れます」「自分が読みたくて仕入れた本が、直ぐ売れちゃいますね」と語るお二人のお勧め本は、『サブカルズ』と『才能をひらく編集工学』(安藤昭子著)。

 

お二人が想う松岡正剛像についてうかがってみると、「知的好奇心が旺盛で常に精力的に活動し、長文に対する価値観を大切にしていて、独自の哲学とスタイルを確立しているがゆえにコアなファン(特に男性ファン)が多い印象」と語ってくださいました。

 

平日朝と土日はカフェ営業もしています。写真は、鉄分スコーンと季節の果実酢サイダー。夏の読書脳にも効きそうなメニューです。

 

 

ch.books(チャンネルブックス)
https://chan-nel.jp/

*エディションフェア開催期間 7月3日(土)~8月31日(火)