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2022.10.03 NEWS

【NEWS】YOHJI YAMAMOTOのパリコレでセイゴオワードが乱舞

9月30日(金)、YOHJI YAMAMOTOの2023年春夏レディースコレクションのショーがパリ市庁舎で開催され、セイゴオが耀司さんのために書いたフレーズをあしらった羽織ものやカルソンやドレスなどが次々と登場しました。

 

YOHJI YAMAMOTO S/S2023 Show Footage – Livestream Version

 

じつは今年の6月、南青山のYOHJI YAMAMOTO本店でパリ2023年春夏メンズコレクションのショーが開催されたおり、セイゴオのエッセイがプリントされたインビテーション用のトートバッグが招待者に送られました。このとき、ショーに駆けつけたセイゴオは、「そろそろ耀司さんのために百人一首を編まなくちゃね」という話を耀司さんと交わしていたのです。

→6月のヨウジヤマモト・パリコレの記事はこちら

 

それからほどなくして、セイゴオの言葉を待ってくださっている耀司さんのために、セイゴオ流の「女伊達」「男伊達」を意図したフレーズをそれぞれ十数句、色紙にしたためてお届けしたのでした。今回のパリコレでは、そのセイゴオの書き文字をそのまま生かしたアイテムが多数繰り出されました。涼やかなブラックとホワイトのレイヤードからセイゴオのちょっと色っぽい「アヤの詞」が見え隠れする羽織もの、モデルたちの足にからみつくようにセイゴオのラディカルな漢詩風のフレーズをあしらったカルソンなどなどです。

 

セイゴオは、日本時間で1日の午前2:30ごろから始まったショー本番のライブ中継をインターネットで見守りました。それぞれのルックもショーの構成も「さすがだね」と絶賛。もちろん、セイゴオの言葉のあしらい方にも大満足したようです。

 

またあわせて、今回のショーでも、セイゴオが書いた色紙文字をつかって、二種の招待状がつくられていました。シーティングのお客様用の漆黒のペーパーバック、スタンディングのお客様用のメモパッドです。

 

漆黒のペーパーバックにはセイゴオによる「をんな一身」の文字と耀司さんのドローイングが金色であしらわれている。メモパッドのほうも同じくセイゴオの文字と耀司さんのドローングが重ねられている。ヨウジヤマモトから事前に送られたもの。

 

 

今回のショーで発表されたアイテムは、2023年春夏シーズンに向けてこれから商品化されるとのことです。セイゴオのフレーズが、耀司ファッションに乗って、日本各地、パリ、ロンドンそのほかの街の女性たちを闊歩させる日が、いまから楽しみです。

 

 

 

 

今回のコレクションに使われていたフレーズの一部。ワープロで草稿を練り上げたうえで、ペンによるセイゴオ流カリグラフィーをもって色紙に清書した。

 

夏のある一日、無心になって数十枚もの色紙を書いたセイゴオ。

 

記事:太田香保

写真:寺平賢司(招待状撮影)