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2021.05.26 NEWS

『イサム・ノグチ 発見の道』にセイゴオが執筆

東京都美術館『イサム・ノグチ 発見の道』(2021年4月24日〜8月29日)の展覧会カタログにセイゴオが寄稿しました。

 

セイゴオは長年イサム・ノグチに心酔し、これまで数多くの著作や講演でその生き様や作品を紹介してきました。田中一光氏が構成した『素顔のイサム・ノグチ』(2002年、四国新聞社)においても、イサムにオマージュと思い出を捧げる証言者54人の一人として執筆しています。

 

イサム・ノグチ作品のイラスト

大学生に人間と文化の関係を説明するために、イサムの芸術作品を紹介した。『17歳のための世界と日本の見方』p7より

 

本書においては、「内発するもの、たち―何かがイサム・ノグチに出入りして、漲っていった。」と題して、6ページに渡り、庵治のイサム家に佇んだ記憶をたどりながら、イサムが生涯を捧げた石とあかりの作品に迫りました。

25年間にわたり、イサムの石のパートナーを担い、没後は未完の遺作を完成させた和泉正敏さん(財団法人イサム・ノグチ日本財団理事長)からは、「世界各地の石の文化とともに、ノグチについて書いていただきたいと思っていました。まさにその通りの文章を書いていただき嬉しいです」と御礼のお言葉をいただきました。

 

 「イサムは石にひそむものを外にあらわしたくなった。内に発するものを外に向けたかった。岩場から切り出された石にすでに何かが零れていると見た。私はこれをこそ内発と見る。」(セイゴオ)

 

『イサム・ノグチ 発見の道』カタログ表紙

 

なお、緊急事態宣言により東京都美術館は臨時休室になっています。

再開時期については決まり次第、下記サイトにて発表されます。

https://isamunoguchi.exhibit.jp

 

文:西村俊克