- 2021.07.08 EVENT
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EVENT 【千夜千冊エディションフェア特集⑳】松丸本舗以来のタッグ! 丸善丸の内本店でフェアスタート
東京駅に隣接する丸善丸の内本店で「千夜千冊エディションフェア」がはじまりました。丸の内本店は2009年〜2012年にセイゴオがプロデュースした実験書店「松丸本舗」があった縁の深い店舗です。松丸の企画ディレクターだった和泉佳奈子の声がけで、「ここでフェアをやらないわけにはいかない」と、松丸時代からよく知る壱岐直也副店長と、フェアを担当する友田健吾副店長がお引き受けくださいました。
千夜千冊エディションについて、友田副店長は「松丸本舗以来、松岡さんの本が刊行されるたびに思い入れ深く接してきました。こんな濃密な本を20巻もコンスタントに出し続けること自体、本当にすごいことだと思います」と話してくださいました。
松丸本舗ファンなら馴染み深い、丸善・丸の内本店の”玄関”。松丸本舗というネーミングは、松岡の「松」と丸善の「丸」をかけ合わせたもの。2012年の松丸本舗閉店以来、今回のフェアが久しぶりのコラボとなった。
3F文庫売り場の一角にフェア棚を展開。ちくま文庫に挟まれて、POP・ポスターとともに千夜千冊エディション20巻が存在を主張している。丸の内本店でエディションはビジネスマンの人気が高く、売り上げも上々らしい。
副店長の友田さんが選んだエディションは『編集力』。
「松岡さんといえば、やはりこの1冊ですよね。最近”編集”へのニーズが高まっていて、編集や編集者に関する本やイベントが人気です。多くの人たちが新しい価値をつくるための”編集力”に注目しているのだと思います」(友田副店長)
特製クリアファイルも販売中。実はどこよりも早くクリアファイルが店頭に並んだのが、丸の内本店だった。
3Fの窓際にあるカフェ「1869」は全席トレインビューになっていて、JR東京駅に往来する電車をみることができる。フェア棚で買ったエディションを携えて、読書と電車とコーヒーで満喫できる。
3Fの通路では両側でさまざまなフェアの本棚がつくられている。友田副店長は今年、秋ごろに千夜千冊エディションを中心に関連本をあつめたさらに大規模なフェア展開も検討中とのこと。
「いまコロナ渦の不安定な社会状況のなかで、評価の固まっている古典や名著の人気が高まっています。松岡さんが千夜千冊でとりあげた本が並べば、とくに丸の内本店の常連客には手にとっていただけるのではないかと考えています。」(友田副店長)
丸善 丸の内本店
https://honto.jp/store/detail_1574700_14HB310.html*千夜千冊エディションフェア開催期間:6月21日(火)~7月31日(土)※予定
文・写真:寺平賢司
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