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2021.08.20 EVENT

EVENT【千夜千冊エディションフェア特集㊲】ついに千夜千冊山車が登場!-ジュンク堂書店名古屋栄店の知祭り

名古屋市では、6月10日から7月中旬まで丸善名古屋本店とジュンク堂書店名古屋店の二カ所でエディションフェアが開催されていましたが、新たに8月18日からジュンク堂書店名古屋栄店でフェアが始まりました。仕掛人は前の二店舗と同じく、ヴァンキコーヒーロースター店の店主にしてイシス編集学校の中部支所「曼名伽組」を率いるアーティスト、小島伸吾さんです。

丸善名古屋本店ではモビール型のディスプレイ、ジュンク堂書店名古屋店では祭り屋台をイメージしたフェア棚をみずからデザインし制作した小島さん、今回は「立てる」をコンセプトに、まさに千夜千冊山車のような知祭りゾーンをしつらえてくださいました。

以下、小島さんから届いた写真とキャプションによってフェアの様子をご紹介します。

 

あらかじめ栄店に下見に行き、エディションフェアの開催場所を念入りに採寸。文庫・新書エリアに用意されていたのは、薄い書棚の側面だけ。これまでの二店舗にくらべ設営面積はさらに狭小になる。

 

いろいろ考えたすえに、日本がコトを起こすときには「村立」や「柱立」のように必ず何かを「立てる」のだと、セイゴオが日本文化講義でつねづね語っていることを思い出し、「立てる」というコンセプトでいこう、細長い柱を立てるようなイメージでいこうと考えた。さっそく構想をドローイングしてみた。

 

材料をあつめて実制作にとりかかる。おなじみのフェアポスターのほかに、21冊目のエディション『資本主義問題』のためのPOPも置いて編集モードを思案する。赤と黒と白を生かしてロトチェンコよろしく「ロシア構成主義風」にやってみることにした。

 

「立てる」を強調するために、フラッグも立ててみた。完成に近づくにつれ、面影デザイン研究所はアヴァンギャルドなスタジオと化す。

 

設営当日、ファッションもロシア構成主義モードで決めてみた。赤い腕章がこだわりポイントだ。知祭り棚設営も3店舗目となるとずいぶん手慣れてきた。正味30分で、はやてのようにセッティングできた。

 

ディテールにこだわる貴ボー(注:小島貴子さん)が、入念にフラッグを立てる。セイゴオのためならなんでも機嫌よく手伝ってくれるのがありがたい。

 

完成した知祭り棚。高さを強調し、POPを横に張り出してみると、今にも動き出しそうな祭り山車らしくなった。もっともっと柱を立てて、さらに知祭りを盛り上げたくなってきた。

 

本の世界をインスタレーションする試みはまだまだ始まったばかりだ。

 

大雨にもかかわらず栄店は賑わっていた。藤堂さんとのツーショット中もお客さんが続々とフェア台に立ち寄ってくれる。藤堂さんに、「晴耕雨読ならぬセイゴオ雨読ですね」と話しかけたら、ニッコリと笑ってくれた。

 

 

 

ジュンク堂書店 名古屋栄店
https://honto.jp/store/detail_1570153_14HB320.html

*千夜千冊エディションフェア期間:8月18日~未定