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2020.10.24 NEWS

角川武蔵野ミュージアムいよいよ本オープン

セイゴオが館長をつとめる角川武蔵野ミュージアムが、11月6日にグランドオープンを迎えます。すでに8月より一部の施設のみが公開され、隈研吾さん設計による石造りの建築が話題を呼んできましたが、セイゴオがみずから構成編集の腕を奮ったエディットタウン内の「ブックストリート」も、グランドオープンと同時に6日から一般公開されます。

 

●コロナ対策のために、オープン初日より事前申込制となります。
●下記の公式サイトの「チケット購入」で手続きをしたうえでご来館ください。

 

https://kadcul.com/guide

*チケット購入には新規会員登録が必要です。
*「エディットタウン」見学のためには、「KCMスタンダードチケット」または「KCM 1DAYパスポート」をご購入ください。
→KCMスタンダードチケット:一般1200円(再入場不可)
入場可能エリア:4Fエディットタウン+本棚劇場 5F武蔵野回廊 期間展

→KCM 1DAYパスポート:一般平日・日曜3000円、金土4000円(再入場可能)
入場可能エリア:スタンダードチケットのエリアに加えて、1Fグランドギャラリー+マンガ・ラノベ図書館が利用可能

 

 

本の街をイメージしてつくられた「ブックストリート」は、角川武蔵野ミュージアムの4階にあります。連想をコンセプトに9つの書域で構成され、セイゴオが一冊1冊を吟味して選んだ約2万5千冊が並びます。選書ディレクターは、約E T1「記憶の森へ」小西明子さん、E T2「世界歴史文化集」は金宗代さん、E T3「むつかしい本たち」広本旅人さん、E T4「脳と心とメディア」・E T5「日本の正体」・E T6「男と女のあいだ」は田原一矢さんと大音美弥子さん、E T7「イメージがいっぱい」・E T8「仕事も暮らしも」・E T9「個性で勝負する」は、櫛田理さんと清塚なずなさんです。選書スタッフは、松岡正剛事務所、イシス編集学校、および編集工学を極めた各界の約50名のメンバーです。さらに、スペシャル選書には、小石祐介さん(ファッション)、野田努さん(音楽)、森岡督行さん(写真)、大和田悠樹さん(アート系洋書)らが登場くださいました。選書システムの構築には、小坂真菜美さんと西惇宏さんに協力いただきました。選書統括は、太田香保。

 

また、ブックストリートの天井部を賑わすリコメンドルーフ は、本から本への連想を喚起させるパネルデザインとE T1〜E T9の造形物で彩られています。パネルデザインは、エディットタウンのロゴを手掛けた美柑和俊さん、E T1〜E T9の見出しをデザインした佐伯亮介さんのほか、町口覚さん、高畠新さん、佐藤亜沙美さん、富山庄太郎さん、穂積晴明さんです。一方、E T1〜E T9の造形物は、浅田農さんによるE T6「字紋キューブ」、川西遼平さんによるE T8「読書服」、さらに佐貫絢郁さんの「E Tバナー」のほか、大映スタジオとバンタン、角川文化振興財団の映像チームの協力をいただきました。また、松田行正さんによるE T1〜E T9のシンボルマークは、各所にあしらわれています。

 

ブックストリートと同時に、発見と連想をコンセプトにしたKADOKAWA直営の体験型書店「ダ・ヴィンチストア」内に、エディットタウンと連携した「E T Q」という書店スペースもスタートします。2009年から2012年にわたってセイゴオがプロデュースした松丸本舗以降のブックウェアのノウハウをぎっしり詰め込んだ実験的書店空間です。エディットタウンと同様に、統括ディレクションは和泉佳奈子、空間ディレクションは中村碧が担いました。その一角には、セイゴオ発案の「三冊包帯」という本を組み合わせたパッケージが約20セットほど並びます。

以下、本オープンに向けて急ピッチで演出配架作業が進んでいるエディットタウンとともに、武蔵野ミュージアムに隣接するダ・ヴィンチストア内の「E T Q」の様子も紹介します。

 

エントランス付近からみたブックストリート

エディットタウンの上部にリコメンドルーフのパネルを吊るし始めた時の様子。丹青社と大映スタジオと連携しながら、連日、位置や高さの調整が続く。

 

違い棚の書棚に本を配架していく様子

ブックストリートの演出配架は、延べ20日にわたる。書域見出し、大見出し、小見出し、ステップワードの4段階で構成された知の構造と、高さも奥行きも違う棚の構造を、徐々にすり合わせていく。清塚なずなさん、櫛田理さんが陳列協力に駆けつける。

 

視察に訪れたセイゴオ

天井を飾るリコメンドルーフと書棚から発する情報のバランスはどうか。 見出しや本のタイトルが目に入る並べ方になっているか。面陳する本の量は適当かなど、細かくみてまわった。

 

ダヴィンチストア

ETQは、エディットタウン・キューブの略称。オープン時は、E T1・E T5・E T6・E T7・E T9を圧縮して約5,000タイトルで展開する。時期をみて、そのほかのE Tもお披露目する予定。右写真は、三冊包帯の商品イメージ。

 

ダ・ヴィンチストアの詳細はこちら

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