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2020.07.15 REPORT

冊子「大船渡三十六景」の完成記者会見が行われました

6月26日(金)、岩手県大船渡市にあるキャッセン大船渡で、セイゴオが総合監修を担当した冊子「大船渡三十六景」の完成記者会見が行なわれました。

 

当冊子は岩手県大船渡市の魅力を伝えるべく編集したビジュアル冊子。大船渡復興事業に関わる大和リースと地元のまちづくり会社「キャッセン大船渡」とともに、3年がかりで制作。(詳しくはこちら

 

会見では、先だって完成したパイロット版をお披露目。主催者であるキャッセン大船渡のスタッフ、企画編集を担当した松岡正剛事務所の和泉から制作プロセスや冊子に込めた思いが語られました。

 


記者会見の様子

 


「この冊子は子どもからお年寄りまで、世代によってさまざまな読み方ができるものになっています。できれば大船渡市民に一人一冊は持ってもらえるようにしたいです」
(タウンマネージャーの臂徹さん)

 

「被災という大きな創(キズ)がついた大船渡が、人の力によってどのように新しく生まれ変わろうとしているのか。36枚の写真は、大船渡の歴史と未来の接点となるものを選びました。」
(松岡正剛事務所の和泉佳奈子)

 

「この冊子を手段と考えて、大船渡の人々や訪れる人々を幸せにする方法を考えたいですね。」
(キャッセン大船渡 代表取締役社長の田村満さん)

 


司会をつとめたキャッセン大船渡スタッフの中村純代さん。大船渡のネットワーカーとなり、冊子制作に多大な尽力をしてくださった。「もしこの冊子を読んで大船渡に来たいという人がいたら、たとえ一人でも私が率先して案内しますよ」。

 


東海新報 令和2年6月28日付
https://tohkaishimpo.com/2020/06/28/294095/

 


岩手日報 令和2年7月15日付

 

記者会見の前には、大和リース、キャッセン大船渡のみなさんとともに大船渡市役所を訪問、大船渡市長ほか関係者の方々にあらためて完成報告をしました。

 

戸田市長は冊子について、以下のようにコメント。

―――私たち地元民にとっては、あまりに日常の景色ですから、大船渡を象徴する「36景」をこのように選ぶとはおどろきました。ビジュアルも豊富で読めば読むほど、どんどん感性が磨かれていくようです。この冊子のおかげで、町の景観の見方も変わるような気がしますね。

お気に入りの「36景」をそれぞれ開いて記念撮影。左から臂さん(キャッセン大船渡 タウンマネージャー)、中井川薫さん(大和リース)、田村満さん(キャッセン大船渡 代表取締役社長)、戸田市長、和泉(松岡事務所)、久田友和さん(大和リース)

 

取材・文:寺平賢司