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2018.08.21 PUBLISHING

8月25日、千夜千冊エディション最新刊『文明の奥と底』刊行

8月25日(土)、千夜千冊の文庫シリーズ「千夜千冊エディション」(角川ソフィア文庫)の最新刊『文明の奥と底』が刊行されます。

「千夜千冊エディション」シリーズは5月に刊行をスタート。第1弾『本から本へ』と『デザイン知』はたちまち重版され、出版界で大きな話題を呼んでいます。

満を持して登場する『文明の奥と底』は、人類が築き上げてきた文明が、いかに矛盾を抱えつつも隠蔽し、殺戮と強奪を繰り返してきたのかを問う、乾坤一擲の1冊です。文明の始原と変奏の2つの視野が交差するように、選りすぐりの「千夜千冊」が並べられ、火を噴くような大量の加筆がほどこされました。

ユダヤの民がモーセの登場以来抱えるトラウマとは一体何か、欧米の「正義と自由と資本主義」が現代の文明的矛盾をどう作り上げたのか、はたして21世紀に“文明の衝突”は起こりえるのか。フロイトからジャレド・ダイアモンド、長江文明からグローバリズム、遊牧民とアーリア人……。長大な人類史をかけめぐりながら、セイゴオの鋭い切っ先が文明の「大きな嘘」を突きます。

 

『文明の奥と底』
サミュエル・ハンチントン『文明の衝突』
オスヴァルト・シュペングラー『西洋の没落』
ジャレド・ダイアモンド『銃・病原菌・鉄』
エドワード・サイード『戦争とプロパガンダ』
旧約聖書『ヨブ記』
ノーマン・コーン『千年王国の追求』
アモス・エロン『エルサレム』
ルネ・ジラール『世の初めから隠されていること』
古賀登『四川と長江文明』
林俊雄『スキタイと匈奴』   他
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「千夜千冊エディション」は、8月から毎月25日に続々刊行。『情報生命』、『少年の憂鬱』、『面影日本』、『理科の教室』とラインアップも決定し、鋭意編集中です。

 『文明の奥と底』のカバーMTGの様子。デザイナーの町口覚さんが持ってきたいくつかのカバー案をセイゴオがチェックし、意見を交わし合う。表情は真剣そのもの。方向性を決めた後も、表紙の字紋のレイアウトや色の具合など、最後の最後まで微調整を繰り返し、完成度を高めていく。